すてきかどうかは 別にして

故事、格言、ことわざなど、悩んだときに思い出す言葉ってありますよね。

ことばってすごい力があるなぁ～　と思ったのは小学３年の時。

席替えの後で、私の席の２つ前のノンちゃん、２つ後ろのとしちゃん。
二人とも頭がよくて活発な明るい子。
休み時間に、遊んだり話したりとても楽しい毎日でしたが、
ある日ノンちゃんが「どうしてとしちゃんと話すの？もう話さないで！」って言われたんですよ～
次の日は、二人が私の片手をそれぞれ握りひっぱり、「どっちを友達にするか決めて！！」と迫ってきたんです。

なんだか幼い私には訳が分からず「どっちも友達だよ！」って言ったら
二人とも「決めなきゃダメ！」と。
返事は一週間後と期限まで決められ、さんざん悩み、
爺ちゃんにも悲しい気持ちを聞いてもらいました。

爺ちゃんは、「去る者は追わず、来たる者は拒まず。だな。あとは自分で考えろ」って。

期限の日、結論「どっちも選ばないっ！」でした。
「私には　選ぶ　ことはできないから、このまま友達で！と思うなら一緒に遊んでね」と話すのが精いっぱい。
悲しさで胸が張り裂けそうで、「女は面倒！大嫌い！」と思ったんです。

でも、今までの人生で何度となく岐路に立たされたときに爺ちゃんの
「去る者は追わず、来たる者は拒まず。だな。あとは自分で考えろ」が、
私を助けてくれました。

爺ちゃ～ん！！ありがと！